皆さんこんにちは。
愛媛県西条市を拠点に、四国を中心に発電所や変電所での電気工事をはじめ、電線・ケーブルの敷設、配線工事、照明設備工事、さらにメンテナンスまで幅広く手掛けている株式会社村上電気工業所です。
強電や弱電という言葉を聞いて、「そもそも何が違うのか」「自分が扱うのはどちらなのか」と疑問に思ったことはありませんか?こうした疑問を持つ人も多いでしょう。強電と弱電は電気工事の現場で欠かせない存在ですが、用途や扱う電圧、施工方法に違いがあり、理解しておくことで安全かつ効率的に作業ができるようになります。
この記事では、強電と弱電の違いや具体的な使い分け、電気工事に必要な資格や現場での対応ポイントまでわかりやすく解説します。電気工事の現場でスキルを身につけたい初心者や未経験者にも参考になる内容ですので、ぜひ読んでみてください。
■強電とは

強電とは、照明・コンセント・エアコン・エレベーターなど、建物や機械を「動かすための電気」を指します。電圧や電流が大きいため、電力供給の中心を担っており、産業や生活の基盤となるものです。ここからは強電設備の特徴と、生活や産業での具体的な用途を紹介します。
・強電設備の特徴
強電設備は、電気をエネルギーとして利用する仕組みです。例えば、家庭の照明やコンセントに流れているのは100V(ボルト)の交流電気で、これも強電に分類されます。工場やビルではさらに高圧の6600Vを使う場合もあり、配線や機器には特別な安全管理が必要です。強電設備は「電気工事士」などの資格を持つ技術者によって設置・施工され、感電や火災リスクを防ぐための厳格なルールの下で運用されます。建物の安全性や快適性を確保するためには欠かせない設備といえます。
・強電の具体例
日常生活の中で最も身近な強電の例は照明や家庭用コンセントです。テレビや冷蔵庫、エアコンといった家電製品はすべて強電で動いています。また、オフィスや商業施設ではエレベーターや空調設備、工場では大型機械や生産ラインに強電が使われ、産業活動を支えています。これらは「電力を動力として供給する仕組み」の代表例であり、生活と産業を支える土台と言えるのです。
■弱電とは

弱電とは、電気を「動力」ではなく「情報の伝達」に使う電気を指します。電圧が小さく、信号や通信を扱うため、生活や仕事に欠かせない役割を持っています。強電のように照明や機械を直接動かすのではなく、制御や情報通信に利用されるのが大きな特徴です。ここでは具体的な用途と、強電との切り分け方について解説します。
・弱電の具体例
弱電が使われる代表的な分野は「通信・制御」です。例えば、家庭で使う電話やインターホン、テレビのアンテナ配線、インターネットのLAN配線などはすべて弱電です。また、オフィスやビルでは監視カメラ、防犯システム、火災報知設備、ネットワーク機器などにも弱電が活用されています。これらは48V以下の低い電圧で動作することが多く、感電リスクが低いため、比較的安全に扱えるのが特徴です。ただし、配線や設置の方法を誤ると通信障害やシステムトラブルにつながるため、正しい知識と施工が必要になります。
・強電との切り分けポイント
強電と弱電の大きな違いは「用途」と「電圧の大きさ」にあります。強電は電力を供給して機械や設備を動作させるのに対し、弱電は信号や情報を伝える役割を担います。例えば、オフィスビルでは強電が照明や空調を動かし、弱電が電話やネットワーク通信を支えています。同じ建物内でも配線が分かれており、施工時には干渉を避けるための離隔距離(一定の間隔)を確保することが重要です。
■強電と弱電の違い

電気工事の仕事では「強電」と「弱電」を区別することが基本になります。どちらも電気を扱いますが、電圧の大きさや役割が異なり、施工の仕方や安全管理も違ってきます。未経験の方にとって少し難しく感じるかもしれませんが、具体例と比較を知ることで理解しやすくなります。
強電は建物や機械を「動かすための電気」です。家庭のコンセントや照明が代表的で、ビルや工場では高圧の6600Vを使うこともあります。エアコン、エレベーター、大型機械も強電によって動作します。感電や火災のリスクが高いため、資格を持つ電気工事士が施工します。
弱電は「情報や信号を伝える電気」で、電話・インターホン・LAN配線・テレビアンテナ・防犯カメラなどに使われます。48V以下の低圧で比較的安全ですが、通信障害やノイズへの対応が必要です。強電=動力用、弱電=通信・制御用と覚えるとわかりやすいでしょう。
■電気工事の資格とキャリア

電気工事の仕事を始めるにあたって、多くの方が気になるのが「どんな資格が必要なのか」という点です。強電と弱電では求められる資格が異なりますが、いずれも安全に作業を行い、仕事の幅を広げるために役立ちます。ここでは初心者・未経験者でも理解しやすいように整理しました。
・強電に関連する資格
強電を扱う仕事で基本となるのが「第二種電気工事士」です。住宅や小規模な建物の照明・コンセント工事などを行うために必要な国家資格で、試験は筆記と実技に分かれています。さらに高圧設備や大規模工事に対応したい場合は「第一種電気工事士」や「電気工事施工管理技士」を取得すると、現場での信頼や対応力が高まります。
・弱電に関連する資格
弱電は比較的低電圧で安全性が高く、必ずしも国家資格は必要ありません。電話やLAN、防犯カメラなどは資格なしでも施工可能ですが、防犯設備士やネットワーク関連資格、電気通信主任技術者などを取得するとスキルの証明になり、仕事の幅が広がります。資格がなくても始めやすい分野ですが、専門知識を学ぶことでトラブル対応力や安全性が向上します。
■まとめ

強電と弱電はどちらも電気工事の現場で欠かせませんが、役割や扱う電圧、施工方法が異なります。強電は照明やコンセント、エアコン、エレベーターなどの動力設備を動かす電気で、資格を持つ技術者による施工が必要です。弱電は電話やインターホン、LAN配線、防犯カメラなどの情報や信号を伝える電気で、比較的低電圧で安全ですが、通信障害への対応が重要です。
初心者や未経験者は、強電・弱電どちらから学んでも構いません。資格や実務経験を積むことで、安全に工事を行える知識と技術を身につけられます。両方の違いを理解することで、現場での作業や施工管理がスムーズになり、仕事の幅も広がります。少しずつ基礎を押さえ、安全に作業できるスキルを積み重ねることが成長につながります。
■村上電気工業所では電気工事スタッフを募集しています!

村上電気工業所は、愛媛県西条市を拠点に、発電所や変電所の工事から配線・照明・メンテナンスまで幅広く手掛ける地域密着の電気工事会社です。1981年創業以来40年以上にわたり、四国の人々の暮らしを支える電気インフラを担い、その確かな技術力と実績で信頼を積み重ねてきました。
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