電気工事の種類を場所別に解説!設備工事との違いや必要な資格まとめ

皆さんこんにちは。

愛媛県西条市を拠点に、四国を中心に発電所や変電所での電気工事を手掛けている株式会社村上電気工業所です。


「電気工事士の仕事に興味があるけれど、具体的にどんな種類があるのかよく分からない」「自分にはどの工事が向いているのだろうか」そう疑問に思うことはありませんか?一言で「電気工事」といっても、住宅の配線から巨大な発電所のメンテナンスまで、その活躍の場や必要な資格は驚くほど多岐にわたります。


そこでこの記事では、初心者の方にも分かりやすいように、電気工事の場所別の種類や違い、それぞれに必要な資格、そして自分に合った会社の選び方までを網羅的に解説していきます。]


これから資格取得を目指す方や、建設業界への就職・転職を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。


■電気工事と設備工事の違い



私たちが普段何気なく使っている電気ですが、その裏側には複雑な工事が存在します。言葉が似ているため混同されがちですが、現場での「作業」そのものを指すのか、建物全体の「機能」を作るプロジェクトを指すのかによって、その意味合いは少し異なります。まずは、それぞれの言葉が持つ本来の役割と範囲について見ていきましょう。


・具体的な工事の範囲

電気工事と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、壁の裏に電線を通す配線作業や、部屋にコンセントやスイッチを設置する作業ではないでしょうか。これらは電気を物理的に繋ぐための不可欠な工程です。対して電気設備工事は、建物全体を機能させるためのシステム作りを指します。


例えば、オフィスの照明環境を整えたり、工場で大型機械を動かすための動力設備を導入したり、インターネットを使うためのLANなどの通信設備を構築したりすることも含まれます。単に電気を通すだけでなく、空調や防災といった設備機器も含め、快適で安全な環境を作るための幅広い業務が設備工事の範囲となります。


・建設業での役割の違い

建設業法という法律のルールにおいて、電気工事は29ある業種の一つとして明確に区分されています。建設業許可における電気工事業は、発電所や変電所の設置から、ビルや住宅の配線まで広くカバーします。実際の建設現場では、建物の規模によって役割が変わります。


大規模な建設工事では、電気設備工事全体を管理する業者が設計や計画を行い、実際の施工や詳細な作業を専門の電気工事士が担当するケースが一般的です。許可を取得するためには、専任技術者としての国家資格や実務経験などの要件を満たす必要があり、請け負う金額や工事の安全性確保の観点からも、正しい知識と実績を持つ業者への依頼が重要になります。


■場所別に見る電気工事の種類



「電気工事」と一言でいっても、その活躍のフィールドは多岐にわたります。皆さんが普段生活している部屋の中だけでなく、電気が作られる場所から届けられる道のりまで、あらゆる場所で専門の技術を持った職人たちが作業を行っています。ここでは働く場所や対象となる設備によって、大きく3つに分けてそれぞれの特徴を見ていきましょう。


・建物内の配線や照明工事

一般的にイメージしやすいのが、住宅やオフィスビル、店舗などの「内線工事」と呼ばれる分野です。建物の中で電気が安全に使えるように、壁や天井の裏に配線を通し、分電盤やスイッチ、コンセントなどを設置します。


最近では、インターネット環境を整えるためのLAN工事や、エアコンなどの空調設備の取り付け、さらにはオール電化住宅や太陽光発電設備の導入に伴う工事もここに含まれます。新築の建設現場だけでなく、古くなった設備の改修やリフォームに伴う作業も多く、私たちの生活に最も身近な工事といえるでしょう。


・電柱や送電線の工事

街中を見上げると走っている電線や電柱に関わる作業は、「外線工事」や「配電線工事」と呼ばれます。発電所で作られた電気を、電圧を調整しながら各家庭や工場へ送り届けるための、いわば「電気の道路」を作る仕事です。


高所作業車を使って高い場所で作業を行うため、安全管理が何よりも重要になります。台風や地震などの災害時には、切れた電線を復旧させてライフラインを守るという、社会的に非常に大きな責任とやりがいを持つ仕事でもあります。


・発電所等のインフラ工事

普段はあまり目にする機会がありませんが、電気の供給源となる発電所や、電気の電圧を変える変電所での工事も存在します。これはプラント工事とも呼ばれ、巨大な変圧器の設置やメンテナンス、工場内の受変電設備の点検などを行います。


一般家庭で使われる電気よりもはるかに大きな電圧(特別高圧など)を扱うため、極めて高度な専門知識と技術が必要です。工場や鉄道、地域全体の電力を支える心臓部を守る仕事であり、社会インフラを根底から支えるスケールの大きさが特徴です。


■工事の種類で変わる必要な資格



電気を扱う作業は、一歩間違えると感電や火災といった重大な事故につながるリスクがあります。そのため、電気工事士法などの法律によって、工事を行うには国が定めた資格(国家資格)を持つことが義務付けられています。担当する建物の大きさや扱う電圧(電気の強さ)によって、必要となる資格の種類や免許が明確に区分されているのがこの業界の特徴です。


・必須となる国家資格一覧

まず基本となるのが「第二種電気工事士」です。これは一般住宅や小規模な店舗など、600ボルト以下の比較的低い電圧(低圧)の設備を扱える資格で、コンセントの増設や家庭用エアコンの設置などが該当します。未経験からこの業界に入る人の多くが最初に取得を目指す資格です。


一方、ビルや工場、大型の商業施設など、より大きな電力(高圧など)を使う「自家用電気工作物」の工事に従事するには、上位資格である「第一種電気工事士」が必要です。さらに、現場全体のスケジュール管理や図面作成、安全管理といった監督業務を行うためには「電気工事施工管理技士」という資格が求められます。


・キャリアアップの仕組み

電気工事業界は、資格を取得し実務経験を積むことで、着実にキャリアアップできる仕組みが整っています。例えば、入社後は見習いとして働きながら「第二種」を取得し、先輩の指導のもとで技術を磨きます。その後、3年〜5年程度の実務経験を経て「第一種」の免状交付を受けることで、扱える工事の範囲が広がり、給与や手当もアップするのが一般的な流れです。


また、現場での作業だけでなく、工事全体の指揮をとる現場代理人を目指す場合は施工管理技士を取得するなど、自分の適性に合わせて将来の目標(キャリアパス)を描きやすいのもメリットの一つです。


■自分に合う工事会社の選び方



電気工事の仕事と一口に言っても、会社によって得意とする分野や働く環境はまったく異なります。「思っていた仕事と違う」「休みが取れない」といったミスマッチを防ぐためには、求人票の給与だけでなく、その会社が「何を作っているか」や「どのように働いているか」をしっかりとリサーチすることが重要です。ここでは、会社選びで特にチェックしておきたい2つのポイントを紹介します。


・実績と得意分野を見る

その会社が過去にどんな工事を手掛けてきたか、施工事例を確認しましょう。「一般住宅のリフォームが得意な会社」と「発電所や工場のインフラ工事が得意な会社」では、身につくスキルも毎日の作業内容も大きく異なります。


住宅系はお客様と直接話す機会が多く、細かい配線技術が求められます。一方、インフラ・プラント系はスケールが大きく、チームで動くことが多いため、協調性や厳しい安全基準を守る姿勢が重視されます。自分が「巨大な設備を動かしたい」のか「身近な生活を支えたい」のか、興味の方向性と会社の実績が合っているかを見極めましょう。


・働きやすさと安全管理

長く安心して働くためには、労働環境のチェックも欠かせません。特に建設・設備業界は休みが少ないイメージを持たれがちですが、企業によって差が大きいのが実情です。


例えば、国から若者の採用・育成に積極的だと認められた「ユースエール認定企業」などは、残業時間が少なく、有給休暇が取りやすい環境が整っている客観的な証明になります。また、未経験者への教育研修が充実しているか、資格取得の費用を負担してくれるかどうかも、成長スピードを左右する大切な要素です。


■まとめ



電気工事は、私たちの生活インフラを支える無くてはならない仕事であり、その種類は住宅の配線から発電所のメンテナンスまで多岐にわたります。

建物の規模や場所によって必要な資格(第一種・第二種電気工事士など)や求められるスキルも異なるため、自分の興味や目指したいキャリアに合わせて分野を選ぶことが大切です。


また、就職や転職を考える際は、会社ごとの得意分野や、教育体制・安全管理といった労働環境もしっかり確認しましょう。自分に合った環境で技術を身につければ、長く安定して活躍できる将来性の高い職業です。


■村上電気工業所では一緒に働く電気工事士を募集しています!



株式会社村上電気工業所は、愛媛県西条市を拠点に、四国全域の発電所や変電所、各種工場のインフラ設備を守り続けている電気工事会社です。創業から40年以上にわたり培ってきた確かな技術力と実績は、大手電力会社様をはじめとする多くのお客様から厚い信頼をいただいています。


私たちが何よりも大切にしているのは、「社員が安心して長く活躍できる環境づくり」です。建設業界では珍しい「完全週休2日制(土日祝休み)」を導入し、年間休日は125日以上を確保しています。残業も月平均10時間未満と非常に少なく、仕事のやりがいとプライベートの充実の両方を叶えられるのが当社の自慢です。


その取り組みが評価され、国から若者の採用・育成に積極的な優良企業として「ユースエール認定」を受けています(愛媛県内の電気工事業ではわずか3社目)。


「専門的な知識がないから不安…」という方もご安心ください。当社では未経験からのチャレンジを全力でバックアップしています。入社前の職場見学や、資格取得費用の全額会社負担、そしてベテラン社員とチームで動く丁寧な指導体制のもと、ゼロからプロの技術者を目指せます。実際に異業種から転職した20代の若手社員も多数活躍しており、風通しの良い温かい職場です。


「スケールの大きな仕事で社会インフラを支えたい」「一生モノの技術を身につけたい」「でも、自分の時間もしっかり大切にしたい」。そんなあなたの想いを、村上電気工業所で叶えてみませんか?


まずは話を聞くだけでも大歓迎です。少しでも興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせ、またはエントリーください。あなたとお会いできることを社員一同楽しみにしています!


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